自転車ロードレースのツール・ド・九州(UCI2.1)で初回大会の総合優勝に輝いたアンドレイ・ゼイツ(カザフスタン)と総合2位のアントニオ・ニバリ(イタリア)が現役を引退した。ともにUCIワールドチーム=1部相当=のアスタナ・カザクスタンチームに所属し、アシスト役を中心に活躍。ツール・ド・九州ではエースを任され、若手選手とともにレースをリードした。
ゼイツは自身のインスタグラムで「16年のキャリアが多くの扉を開けてくれた。アスタナチームにはこの旅に感謝したい」などとつづった。ツール・ド・九州優勝はゼイツにとってはキャリア最大規模の勝利となった。ニバリはツール・ド・フランス覇者ヴィンチェンツォ・ニバリ(22年末に引退)の弟で、欧自転車メディアが23年12月に引退を伝えていた。
ツール・ド・九州関連では、最難関の第2ステージで3位に入った留目夕陽が育成チーム「EF-NIPPOディベロップメントチーム」からUCIワールドチーム「EFエデュケーション・イージーポスト」に昇格する。24年シーズンのUCIワールドチームに所属するのは新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)と留目の2人になる見通し。