Jリーグは9月26日に理事会を開き、入会を希望する4クラブにJ3クラブライセンスの交付を決定した。J3ライセンスはJリーグ理事会が直接判定するもので、取得したクラブは成績を満たせばJリーグに入会できる。
6クラブが申請し、Jリーグ理事会が26日に交付を決定したのは、ラインメール青森▽クリアソン新宿▽ヴィアティン三重▽ヴェルスパ大分――の4クラブ。新宿は施設が不十分とされたが、「東京23区というホームタウンの特性に鑑みJ3ライセンスの交付を決定」(Jリーグ)とした。レイラック滋賀と高知ユナイテッドSCは継続審議となった。
J3ライセンスを取得できたJFLクラブは1位が自動昇格、2位がJ3リーグ下位と入れ替え戦を行う。J3は基本的には最下位(20位)がJFLに自動降格、19位が入れ替え戦の対象となるが、J3ライセンスを取得していないクラブがJFLの上位に入った場合は降格条件が変動する。
JFL(全15チーム)は第22節までを終え、Jリーグ入会を希望していないHondaFCが勝ち点42ポイントで首位を独走している。2位以下は混戦でソニー仙台FC(勝ち点32ポイント)、ラインメール青森(同)、クリアソン新宿(31ポイント)と続く。
このままHondaFCが優勝し、2位に青森や新宿などが入った場合、J3リーグの最下位クラブがホーム・アンド・アウェー方式の入れ替え戦を戦うことになり、19位は降格を免れる。このたび新宿などにもライセンスが交付されたため、ギラヴァンツが最下位から抜け出せないと入れ替え戦に回ることが濃厚となった。