J2レノファ山口FCは10月9日、NACK5スタジアム大宮(さいたま市大宮区)で大宮アルディージャと対戦し、1-2で惜敗を喫した。
中軸の佐藤謙介を累積警告の出場停止で欠くレノファは、前貴之をボランチ、引退を発表した菊地光将をセンターバックに置く布陣で先発した。菊地は8年間在籍した古巣チームとの対戦で、制空圏の広さや対人守備の強度を十分に見せつけた。
しかし試合内容は大宮が優勢に展開。レノファは警戒していた相手FWへのケアやパサーへのプレッシャーが遅れ、特に左サイドを突かれて中野誠也に2失点を許してしまう。
後半はシステムを4-3-3に変更し、レノファがようやくリズムを取り戻すことに成功する。同15分には相手へのプレスが効いてパスミスを誘い、池上丈二が敵陣でボールを回収。スルーパスを引き出した成岡輝瑠がミドルシュートを左隅にしずめ、1点差とした。ただ終盤には岸田和人やケガから1年ぶりに復帰した河野孝汰などを投入したが、反撃は1点止まり。8月27日以来7試合ぶりの黒星となった。