J2レノファ山口FCは3月30日、山梨県甲府市でヴァンフォーレ甲府と対戦し、2得点を挙げて快勝した。守備面でも3月3日のブラウブリッツ秋田戦以来の無失点で、攻守で自信を深める試合となった。順位は7位に浮上。
力のある外国人選手を起用した甲府に対し、レノファは前線からのプレスを効かせることで力のある選手へのパスコースを寸断。ボールを持つと長めのパスを使ったり、細かくボールを動かしたりと巧みに相手陣地を攻略した。
後半4分にはレノファが先制点を挙げる。相田勇樹が放り込むロングスローがはね返されたあとの二次攻撃から河野孝汰がシュートを放ち、そのこぼれ球を前線に残っていたDF平瀬大がペナルティーエリアの右で回収。うまく切り返して相手を後手に回し、利き足ではない左足でループシュートをしずめた。
平瀬の2試合連続ゴールで先にスコアを動かしたレノファは同34分にもシュートのこぼれから山本駿亮がJ2初ゴールを挙げ、甲府を突き放す。
終盤は甲府も選手交代を生かし、鳥海芳樹がハーフレーンでボールを触るようになるが、レノファは守備での集中力が切れず、最後まで相手に決定機を作らせなかった。安定した試合運びで3連戦初戦を飾った。次戦はホームゲームとなり、4月3日午後7時から維新みらいふスタジアム(山口市)でロアッソ熊本と対戦する。