J3ギラヴァンツ北九州は12月8日、来シーズンの新監督に田坂和昭氏が就任すると発表した。
田坂新監督は広島県出身で、現役選手時代は主戦場ベルマーレ平塚(当時)や清水エスパルス、セレッソ大阪などでボランチを主戦場にプレーしたほか、日本代表にも選ばれて国際Aマッチ7試合に出場した。
引退後は指導者となり、2011年から大分トリニータの監督としてJ1昇格に導いたほか、2019年から21年までは栃木SCで指揮を執ってストーミングと呼ばれる高強度のプレスとカウンターで異彩を放った。ただ、大分や2017年から18年まで指揮した福島ユナイテッドFCではパスを主体とするスタイルで多くの試合を戦っており、チーム状況に応じて変化させる戦術幅の広さも特徴だ。
J3クラブでの指揮は2018年以来となる。田坂監督はクラブのプレスリリースで、「クラブの目標達成と発展のため、選手一人一人の成長と自律を促し、主体的で強く闘えるチームづくりを目指していきます。また、サッカーを通じて地域の皆様に喜びと感動をお届けできるよう、これまでの経験をぶつけて全力で取り組んでまいりたいと思います。ミクスタで共に闘える日を心待ちにしています」と語っている。