J2レノファ山口FCは6月12日、維新みらいふスタジアム(山口市)で前半戦の最後となる第21節を戦い、ファジアーノ岡山に0-1で敗れた。1週間前の試合では劇的な逆転勝ちをしていたが、今節はその再現とはならなかった。
ゲームの主導権を握ったのはレノファだった。大槻周平を最前線に配置し、クロスボールを使って何度もペナルティーエリアへとボールを供給。中央からも田中渉、山瀬功治などが積極的にボールに関わってチャンスを創出していく。ただ、前半15分頃までは相手にほとんどボールを触らせないくらいに押し込んでいたが、最後の精度を欠いてゴールは決められなかった。
負傷者への対応で一時的に試合が止まったあとの同37分、レノファは一瞬の隙を突かれて左サイドから崩され、先制点を岡山に決められてしまう。後半は1点を守る岡山に対して、レノファは再び攻勢に出るが、前半と同じで無得点。クロスボールに偏った攻撃になり、シュートを打つ前に跳ね返される場面も目立った。
レノファは前半戦を6勝6分9敗、勝ち点24で戦い終え、17位。ただ、プレーオフ圏の6位モンテディオ山形(2試合未消化)との勝ち点差は6、5位V・ファーレン長崎とは7しか離れておらず、J2は混戦状態が続いている。