J3ギラヴァンツ北九州は青森県八戸市のプライフーズスタジアムでヴァンラーレ八戸と対戦し、終了間際に失点して0-1で敗れた。
ギラヴァンツは序盤からボランチの針谷岳晃を軸にして攻撃を進めていこうとするが、全体の動きが鈍く、パスのタイミングが合わなかった。攻撃での見せ場はなく、試合を通じてゴールネットは一度も揺らせなかった。逆に後半のアディショナルタイムにショートカウンターから簡単に崩され、痛恨の失点。ずるずるとラインを下げるばかりで、相手へのプレッシャーは全く掛からなかった。
リーグ戦は5戦連続で勝利から遠ざかり、順位は暫定14位にしずんでいる。
【解説】お粗末なゲームだった。強風や芝が生えそろわないピッチコンディションは決してギラヴァンツ向きの状況とは言えなかったが、それが敗因の一端だと考えることは全くできない。ギラヴァンツは単発でいくつかのチャンスを作ったに過ぎず、守備は相手のクオリティーに助けられて1失点にとどまっただけだ。
攻撃も守備もいいところがなく、このままでは1年でのJ2再昇格は厳しい。上昇基調に戻すため、チームには何を成長させ、何を修正し、何を切り捨てるかの見極めが求められる。