J2レノファ山口FCは9月24日、敵地でザスパクサツ群馬と対戦し、6-1で快勝した。
相手のプレッシャーを確実にはがしてレノファが主導権を握った。先制点は前半13分。吉岡雅和のクロスボールを梅木翼が受けてヘディングでつなぎ、池上丈二が右足を豪快に振ってゴールネットを揺らした。同23分には吉岡のシュートのこぼれ球から梅木が追加点を決め、リードを拡大する。
後半もレノファが流れをつかみ、同16分には前貴之の鋭いアーリークロスに高井和馬が飛び付き、ダイビングボレーでゴールを奪取する。高井の得点はなおも続き、同28分、橋本健人のクロスボールを呼び込んでオーバーヘッドシュートを狙い、ミートはしなかったものの相手選手に当たってゴールに吸い込まれた。
さらに同33分、再び橋本のパスをペナルティーエリアの中で受け、ゴールの右隅に流し込んだ。これでハットトリックを達成。レノファはスコアを5-0とした。
最終盤に相手に1点を返されたが、アディショナルタイムにもレノファが追加点。いずれも途中出場の選手が絡み、沼田駿也のパスから山瀬功治が鋭い縦パスを供給、これにゴール至近で岸田和人が合わせ、ダメ押し点を手にした。
6-1で勝利したレノファはシーズン累計の得失点差を「-1」にまで回復。勝ち点は46に伸ばした。順位は暫定14位。9月25日開催の他会場の結果次第ではJ2残留が確定する。