J2レノファ山口FCは5月5日、維新みらいふスタジアム(山口市)でジェフユナイテッド千葉と対戦し、0-1で敗れた。1点差とはいえ、得るもののない惨敗だった。
「前節の町田戦でチームの成長を強く感じていたが、それらを一つも出すことはできなかった。そうであれば、最低でも勝ち点1を取らなければならない」
試合の終盤、最も声が出ていたのはそう悔やんだ渡邉晋監督本人だっただろう。ピッチサイドで一人、手を叩いてゴールに向かうように鼓舞した。しかし、チームが放ったシュートは試合を通じて5本。センターバックの渡部博文を前線に残すパワープレーにも出たが、相手のブロックを崩しきれなかった――。