西鉄バス北九州の10番台はJR日豊本線と競合しているとはいえ、朝の通勤・通学時間帯は非常に混雑しており、連節バス導入や特快系統の追加によって混雑緩和と定時性向上が期待されます。
住宅地や団地内を走る他系統の利便性をどのように維持するかや、「安部山入口」「寺迫口」の拠点としての整備など課題は多くありますが、実証実験ではなく「導入」という踏み込んだ判断ですので、今後の動きは注視したいところです。
また、「特快10」は、旧西鉄北九州線代替という素地があった「特快1」とは異なる性格を持つ路線であり、本路線の成否は他系統の連節バス導入可否にも影響するでしょう。北九州市内の路線バス網にとって大きな転機となる可能性があります。