イタリア中部を舞台とする自転車ロードレースのステージレース、ティレーノ～アドリアティコ（UCIワールドツアー）は3月13日、最終ステージの第7ステージ（サン・ベネデット・デル・トロント周回、159キロ）が行われ、フィル・バウハウス（バーレーン・ヴィクトリアス）が集団スプリントを制した。総合優勝はタデイ・ポガチャル（UAEチームエミレーツ）。
総合優勝したポガチャルは第1ステージの個人タイムトライアルで3位に入ると、細かなアップダウンがあった第4ステージで区間優勝してリーダージャージーに袖を通した。超級山岳が組み込まれた第6ステージでは、後続に1分以上の差を付けて総合優勝を決定的なものにした。
ライバル視されていたレムコ・エヴェネプール（クイックステップ・アルファビニル）は第6ステージで大きく遅れ、順位を落としている。
ティレーノ～アドリアティコはスプリンターにとっては1週間後に控えたワンデーレース「ミラノ～サンレモ」の前哨戦。第2ステージでティム・メルリール（アルペシン・フェニックス）、第3ステージでカレブ・ユアン（ロット・スーダル）、最終ステージでバウハウスが区間優勝し、上々の仕上がりをアピールした。
