J3ギラヴァンツ北九州は10月29日、ミクニワールドスタジアム北九州でY.S.C.C.横浜と対戦して0-2で敗れ、5連敗を喫した。無得点は4試合連続。
ギラヴァンツは前節から5人を変更し、最前線でFW高昇辰(こうすんじん)を約5カ月ぶり、守備ではミケル・アグを2カ月ぶりに先発させた。しかし試合を通じて主導権は握れず、攻撃もシュートまでほとんど持ち込めなかった。前半こそ無失点で耐えたものの、後半11分にクロスボールのこぼれ球から冨士田康人(横浜)に先制点を決められると、7分後にもカウンターから柳雄太郎(同)に追加点を許した。
終盤、ギラヴァンツは長身FWのエドゥアルド・メロを投入して得点を目指したが、連係のミスが続いて相手ゴールは脅かせなかった。試合後、小林伸二監督は「ポケット(ペナルティーエリア内の両端)に入れるボールがミスになったり、広げて縦に入れるところでつながらなかったりしている」と攻撃面の課題を分析。「グラウンド以外でもいい準備をして、集中してやっていくことに尽きる」と述べ、前を向いて戦い続ける姿勢を示した。次戦は敵地で松本山雅FCと対戦する。