フランスで開催されている自転車ロードレースのパリ~ニース(UCIワールドツアー)は3月13日、最終ステージの第8ステージ(ニース周回、115.6キロ)が行われ、プリモシュ・ログリッチ(ユンボ・ヴィスマ)が総合優勝を果たした。第8ステージの区間優勝はサイモン・イエーツ(バイクエクスチェンジ)。
ログリッチは過去2大会いずれも最終ステージでリーダージャージーを失っていたが、今大会は第5ステージで得たジャージーを守り抜いた。最終ステージは1級山岳エズ峠でサイモン・イエーツに先行されたが、ワウト・ファンアールト(ユンボ・ヴィスマ)の献身的なアシストで難を逃れ、イエーツの逆転までは許さなかった。
ユンボ・ヴィスマ勢は第1ステージでクリストフ・ラポルト、プリモシュ・ログリッチ、ワウト・ファンアールトの着順で1位から3位までを独占する快勝。第4ステージの個人タイムトライアル(13.4キロ)でもユンボ・ヴィスマの顔ぶれが上位を独占し、圧倒的な強さを見せつけた。
テレビ中継のインタビューでログリッチは「厳しい一日だったが、チーム、特に(窮地でアシストを受けた)ファンアールトには感謝している」と語った。
第6ステージではマチュー・ビュルゴドー(トタルエナジーズ)が逃げ切りで区間優勝している。