J2レノファ山口FCは3月19日、昭和電工ドーム大分(大分市)で大分トリニータと対戦し、1-1で引き分けた。第5節を終えてのレノファの順位は11位。
前半はレノファがゲームの主導権を握ったが、ゴールを決めることはできなかった。後半は一転して大分がレノファの陣地に攻め込むようになり、後半17分、速攻からFW呉屋大翔が先制する。
レノファは5試合目にして初めて先制点を許したが、「選手たちはメンタルで折れなかった」(名塚善寛監督)と気持ちを切り替え、3分後にセットプレーから同点とする。右からのコーナーキックのチャンスを得ると、MF池上丈二がニアサイドに供給。今季初先発となったFW高木大輔が頭で合わせてボールをつなぎ、ゴール前でフリーになったFW沼田駿也が冷静に仕留めた。
終盤はスペースオープンな展開となるも両者無得点。1-1で試合を終え、勝ち点1を分け合った。
ゴール後に力強くガッツポーズした沼田は「ボールがこぼれてくるだろうというところに走り込んだ結果、良いところにボールが来た。それをゴールにつなげることができた」と話し、「勝ちに持って行く力はまだまだだ。次で勝利できるように準備したい」と誓った。