J2リーグ後半戦の初戦となる第22節が6月18日、各地で開催され、レノファ山口FCは東京ヴェルディに0-3で敗れた。
レノファはセンターバックで菊地光将、左サイドバックで桑原海人を先発させるなどメンバーを一部変更して臨んだ。対戦相手の東京Vは指揮官が城福浩監督に代ったばかりで出方が読みにくかったが、レノファはメンバーが変わっても序盤からハイプレスを仕掛け、相手陣地に攻め込んだ。
しかし前半22分に自陣ペナルティーエリア内でファールを冒し、ヘナンが退場。同時にPKを献上し、これを佐藤凌我に決められてしまう。
10人となったレノファはその後も厳しいプレスで相手の自由を奪おうとするが、奪ったボールを落ち着いて運ぶことができず、後半は徐々に防戦一方の展開になっていく。試合最終盤にもセットプレーの流れから失点し、10人での奮闘も力尽きた。
レノファは3失点を喫し、言い訳の立たない「完敗」(名塚善寛監督。試合後のインタビューで)。J1ヴィッセル神戸戦と対戦する6月22日の天皇杯3回戦で、下位脱却への足掛かりを築いていきたい。