J2レノファ山口FCは8月6日、維新みらいふスタジアム(山口市)でモンテディオ山形と対戦し、1-2で敗れた。声出し応援を可能とした試合だったが、結果を引き寄せられなかった。
前節に続いてGK寺門陸、DF高橋秀典などが先発して3-4-3の布陣とした。試合はレノファのペースで進み、最前線の梅木翼を中心に積極的にプレスを掛けて相手の攻撃を押さえ込むことに成功。ボールを奪うと背後への明確な狙いを持ってフィニッシュに近づいた。しかし、アタッキングサードでの精度は今節も上がらず、前半を0-0で折り返す。
後半は早めに攻撃のカードを切った山形がシンプルな組み立てでチャンスメークし、レノファは対応が後手に回った。終盤には縦のフィードを収めたデラトーレが、テクニックを生かして決勝点となるゴールをしずめた。
0-1で敗れたレノファは6戦勝ちなしで苦戦が続く。ゲームの入りが良かっただけに名塚善寛監督は「悔しいの一言」と苦い表情を浮かべ、「総合的に見ていい試合はできたと思うが、勝負事だ。こういう試合をものにしていくのが上のチーム」と攻守の甘さに言及。練習での意識向上を促す考えを示した。