J3ギラヴァンツ北九州はホームのミクニワールドスタジアム北九州(小倉北区)でガイナーレ鳥取と対戦し、逆転負けを喫した。
北九州は前半5分、西村恭史が相手守備の背後を突いた縦パスを送ると、これを回収した中山雄希がマイナス方向にクロスボール。3カ月ぶりの先発となった池髙暢希がタイミング良く右足を振って、先制点を奪取した。
なおもギラヴァンツはサイドから組み立てて厚みのある攻撃を繰り返す。同9分には中山がグラウンダーのミドルシュートを右隅にしずめ、10分までに2点差とした。しかし、同23分、縦パスを相手に奪われてショートカウンターを受け、鳥取・澤上竜二にゴールを決められてしまう。
1点差のリードを保って後半に入ったが、徐々に鳥取に押し込まれる時間帯が増え、後半23分にはコーナーキックから失点。難しいボールではなかったが中央でコースを変えられ、対応が間に合わないままに鈴木順也にヘディングシュートを許した。
さらに後半アディショナルタイムには、自陣中央でボールを奪い返され、文仁柱(ムン・インジュ)に逆転ゴールを浴びた。2点のリードを守り切れず、2-3の逆転負け。4試合ぶりの黒星となった。
天野賢一監督は「2点取った後に安心したわけではなく、次の1点を目指してプレーしようとしていた」(公式サイト)としたが、「どういう進め方が良いのかということも検証しなくてはいけない」と話した。