J3リーグ最下位の20位に位置しているギラヴァンツ北九州は9月30日、勝ち点4差の19位SC相模原と敵地で対戦し、1-2で逆転負けを喫した。19位との勝ち点差は7ポイントに再拡大した。
先制したのはギラヴァンツだった。後半2分、岡田優希がペナルティーエリア左方向への仕掛けからスルーパスを送ると、平山駿がボールをはたき、逆サイドから入ってきた野瀬龍世がゴールネットを揺らす。
しかし相模原が前線に力のある選手を投入すると流れが変わり、同19分にクロスボールの流れから安藤翼(相模原)に同点ゴールを許し、その10分後にもカウンターから安藤に逆転ゴールを決められた。
ギラヴァンツは最終盤にセットプレーを連続して獲得するが、若谷拓海の蹴り込んだコーナーキックから高昇辰がシュートを放つもポストに跳ね返された。運にも見放され、勝ち点につながるゴールは決められなかった。
下位直接対決のいわゆる「裏天王山」で敗れ、残留圏との差は2試合差以上に拡大。JFL=4部相当=の状況次第では降格を免れる可能性は残っているが、J3リーグは残り9試合となり自力での残留圏浮上がかなり厳しい状況になってきた。