J2レノファ山口FCで昨シーズンまでプレーしていた大槻周平選手が現役引退を発表した。母校の大阪学院大サッカー部のコーチに就き、後進の育成にあたる。
大槻選手は京都府福知山市出身で、大阪学院大を経て湘南ベルマーレでJリーグ入り。ヴィッセル神戸、モンテディオ山形、ジェフユナイテッド千葉でプレーしたのち、2021年夏にレノファに加入した。2023年は出場機会が減っていたが、10月22日のファジアーノ岡山戦では試合終盤に前線での粘り強い動きからフリーキックを獲得し、池上丈二選手の同点ゴールにつなげた。
レノファのニュースリリースで「全ての方々に感謝しています。僕自身12年間プロでやれるとも思っていなかったですが、正直まだまだやりたい気持ちもあります。それだけプロサッカー選手は人に夢を与えられる素晴らしい職業だと思います。たくさんの仲間達と出会い共に戦った日々は最高の思い出で財産です」と思いを語り、「今までの経験を生かし、学生の力になれるよう全力を尽くします。幸せな日々を本当にありがとうございました」とつづった。レノファではホーム戦で引退セレモニーを行うことにしている。日程は未定。