J2レノファ山口FCなどは12月13日、ベガルタ仙台から期限付き移籍でレノファに加入していた田中渉選手のモンテディオ山形への完全移籍を発表した。
田中選手は2021年シーズンの途中にベガルタ仙台からの期限付き移籍でレノファに入り、ボランチやインサイドハーフなど中盤でプレーしてきた。
今シーズンは38試合に出場し、第32節水戸ホーリーホック戦ではJ2月間ベストゴールに選ばれることになるロングシュートをしずめるなど5得点を奪取。ボールの扱いも巧みで、軽いフットワークで相手守備を置き去りにして、敵陣を駆け抜けた。
田中選手はレノファのプレスリリースで次のようにコメントしている。
「モンテディオ山形に移籍することになりました。
まずプロになり、初めての移籍で不安だった僕に暖かく迎え入れてくれた選手、スタッフ、サポーターの皆様に感謝しています。ありがとうございました。そして個人としてもチームとしても思うような結果が残せなかったですが昨年のJリーグ初ゴール、劇的勝利をした維新劇場、サポーターの皆様と踊る山口一番、声出し応援が解禁され、はじめて個人チャントを作ってもらったりと僕の中では一生忘れられない出来事が沢山ありました。
1年半とは思えないほど濃い時間を過ごさせていただきました。苦しい時でもいつもサポーターの皆様の声援、後押しが力になりました。
レノファ山口、山口県という街が大好きです。山口で培った物を全て出し切って、さらに成長した姿を見せれるように努力し続けていきます!
応援していただけたら嬉しいです。
本当に1年半の間、ありがとうございました!
山口一番!」
モンテディオ山形は今季のJ2リーグ6位で、J1参入プレーオフに進出した(2回戦で上位チームに引き分けて敗退)。山形はレノファや仙台で指揮を執ってきた渡邉晋氏がコーチを務めているほか、レノファでプレーした経験がある加藤大樹、川井歩、藤嶋栄介の各選手も所属し、契約を更新している。監督はピーター・クラモフスキー氏。