J3ギラヴァンツ北九州は7月2日、ミクニワールドスタジアム北九州(北九州市小倉北区)で首位の鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、1-2で逆転負けを喫した。
ギラヴァンツは序盤から積極的に相手を攻略し、何度もチャンスシーンを創出する。ただ、シュートがクロスバーに当たったり、相手GKの好セーブで跳ね返されたりしていたが、積極姿勢が実って前半のアディショナルタイムに先制点を奪取した。狙いとしてきた形の一つで、左サイドから前川大河がクロスボールを入れて髙澤優也がシュートを放ち、そのこぼれ球に詰めた藤川虎太朗がゴールネットを揺らした。
しかし後半に入ると鹿児島が主導権を握るようになる。後半31分にカウンターから鹿児島の米澤令衣が同点ゴールを挙げ、さらにギラヴァンツでのプレー経験がある木村祐志のフリーキックから有田光希がヘディングシュートをしずめた。ギラヴァンツは最後までチャンスを作ろうと前線にボールを運んだが、2点目は取れなかった。
試合後、天野賢一監督(ギラヴァンツ)は「狙いとするものを出せているのはチームと個人が成長している点だが、2点目を取れない部分は追求していきたい」と話し、次戦での巻き返しを誓った。