明治安田生命J3リーグは10月8日、各地で8試合が行われた。最下位に沈むギラヴァンツ北九州はミクニワールドスタジアム北九州(小倉北区)でカターレ富山に0-1で敗れ、浮上のきっかけはつかめなかった。19位との勝ち点差は8ポイントに広がった。
ギラヴァンツはボランチで若谷拓海が初先発し、左サイドバックでは前節を累積警告で欠場した乾貴哉が復帰。さらに右サイドバックにはセンターバックが主戦場の本村武揚が8試合ぶりにスタメンに名を連ねた。
前半はギラヴァンツがチャンスを何度か作り、前半8分に岡田優希がクロスバーを叩くシュートを放ったり、岡田のスルーパスから2トップの一人で出場した岡野凜平がゴールを狙ったりしたが、得点は決められなかった。試合が動いたのは後半開始直後。富山がギラヴァンツ陣内でFKを獲得すると、椎名伸志が低いボールをゾーンディフェンスとGKの間に供給。これに反応した今瀬淳也が右足を振ってネットを揺らし、富山が先制する。
追いかけるギラヴァンツは選手交代で打開を図るが、守りを固める富山に苦戦。シュートまで持ち込める機会をほとんど作れず、そのままのスコアで試合を閉じた。ギラヴァンツは次戦、敵地で首位・愛媛FCと対戦する。