Jリーグは8月13日、各カテゴリーの月間最優秀選手にあたる「2024明治安田Jリーグ KONAMI月間MVP」を発表し、J3リーグからはギラヴァンツ北九州の永井龍選手を選出した。また21歳以下を表彰する月間ヤングプレーヤー賞ではJ2でレノファ山口FCの河野孝汰選手を選んだ。いずれも初受賞。
ギラヴァンツの永井選手は今季加入し、ここまでチームトップの9ゴールをマークしている。7月は4試合中3試合で得点を決め、いずれも白星に導いた。選考委の足立修委員長は「北九州の好調の要因のひとつ。勢いのある前線からの守備は、若手を引っ張っている」、平畠啓史委員は「7月のチーム総得点4のうち3ゴールを決める活躍。そして永井龍が決めればチームが勝つ。チームを牽引している」などと評価した。
永井選手は「自分にだけではなく、ギラヴァンツ北九州全員にいただいた賞な気がしてすごく嬉しく思います。そしていつも支えてくれている奥さんと子供達に、あらためて感謝したいと思います。今回頂いたこのかっこいいブロックは、昨年亡くなってしまった僕の世界一のファンである祖母の仏壇に飾って良い報告をしたいと思います」とコメントした。MVPにはブロック形状の正方形のトロフィーが贈られる。
レノファの河野選手はレノファユースに所属していた2020年のシーズン中にトップチームのプロ契約をつかんだ。今季はプロとしては4年目のシーズンを戦い、初めてキャプテンに指名された。7月は鹿児島ユナイテッドFC戦で決勝点を決めたほか、天皇杯3回戦でも勝利を決定的なものとする3点目を挙げた。
河野選手は「この賞は自分の力だけでなく、チームメイト、コーチングスタッフ、サポーターの方々、本当に沢山の方の支えのおかげで受賞できたと思っています。ありがとうございます。ここから厳しい戦いが続きますが、個人としては自分のプレーでチームの流れを変えられるような選手になれるように、そして自分のゴールでより多くの勝利を届けられるように現状に満足せずまたこのような素晴らしい賞を受賞できるように頑張りたいと思います」とコメントしている。