J3ギラヴァンツ北九州は7月16日、ミクニワールドスタジアム北九州でFC大阪と初対戦し、0-0で引き分けた。
前線からの強度の高いプレスを掛ける大阪に対して、ギラヴァンツは序盤から劣勢に立たされる。そのプレスをはねのけてサイドを駆け上がれる場面は何度か作れたが、ペナルティーエリアまではほとんど入れなかった。
ただ大阪の攻撃に対する守備は機能し、重心こそ下がったが無失点で展開。最終盤にはギラヴァンツがカウンターから中央を突破し、野瀬龍世がシュートを放った。これが試合唯一のギラヴァンツのシュートかつ最大の決定機となったが枠を捉えられず、スコアレスドローの決着となった。
開幕戦に次ぐ3995人が訪れ、選手たちは夏季限定のユニホームを着て臨んだが、勝ち点1の積み上げにとどまった。田坂和昭監督は「みんなで守り切ったことは大きかったが、我々がやらなくてはいけないことはたくさんある。オプションを増やしながら攻撃できるようにしていきたい」と話した。