1年でのJ2復帰を目指す北九州。現在地の7位はもちろん受け入れがたく、この後半戦で着実に順位を上げ、12月3日の最終戦までには2位以内に入らなければならない。「アクションを起こした試合を目指したい」。そう決意を語ったのは復帰を目前にする前田和哉だ。
北九州で5年目のシーズンはリハビリからのスタートとなった。昨季終盤戦で左の側副靭帯を負傷し手術。キャプテンの座を池元友樹に譲り、今季は治療に専念してきた。「ゲーム体力はやっていかないと戻ってこないが、それは仕方がないこと。やっていくしかない」という状況にあるものの、今夏の中断期間中に全体練習への合流を果たした。もっともセンターバック陣では西嶋弘之や鈴木翔登、ボランチから転向の加藤弘堅などが並び、公式戦への復帰には時間が掛かるかもしれない。ただ、チームの束ね役としての存在感は大きく、J2に導く作業に欠くことはできない。