前節横浜FC戦の後半からピッチに立ち、さっそく1ゴールを挙げたレオナルド ラモス。7月19日に初めて山口のトレーニングに参加し、その10日後にはネットを揺らした。「絶対に決めないといけないと思った」。渾身の一蹴りがゴールを突き、山口は負けはしたものの1-2で試合を閉じ得失点差の傷をマイナス1にとどめた。
南半球の気候は真逆。いま真冬のアルゼンチンから来日した選手にとって悩ましいのはコンディション調整。ラモス自身、「夏場のこの時間帯(午前中から昼にかけて)に練習することはアルゼンチンでもなかった。慣れないといけない」と語る。ただ、新天地での生活とスケジュールに慣れてしまえば、本領発揮への障壁に想像するほどの高さや厚さはない。カルロス マジョール監督もラモスも「アルゼンチンも蒸し暑いので気にならない」と口を揃え、ヨーロッパ出身の選手が戸惑うようなじめじめとした日本の暑さは乗り越えられそう。フィジカルの強さを生かし、ストライカーとしても、ポストプレーヤーとしても、求められる役割を発揮したい。