アルゼンチン人のカルロス アルベルト マジョール監督が就任し、山口は新体制でのリスタートとなる。この難局にあって、チームのエンジンとなるのが復帰したばかりの三幸秀稔だ。
3月のウォーミングアップコラムでは、今季の軸となる選手として三幸を紹介した。しかし、第4節東京V戦で左足内側の側幅靱帯を負傷。手術一歩手前という重傷で、2カ月以上戦列から離脱。チームは上野展裕前監督の戦術をつぶさに理解しゲームを動かせるキーマンを喪失、ゲーム内容も戦績も低迷した。監督交代や最下位という緊急事態の中、三幸は満を持しての復帰。「100%の状態で戻ってきている。100%の力で勝点3を取ることを意識しなければならない」と決意を固める。