大型連休の3連戦を3連敗と流れを掴めていない。前節の愛媛戦では前半45分を山口らしく戦いながら、後半は運動量が下がり間延びした。勝ちの流れを作るには、日頃から出てくる球際の厳しさや90分間の運動量といったフレーズを言葉の中に留めず、山口のサッカーを質、量ともに高いレベルで実践してみせる必要がある。「自分たちのやりたいことを90分間やり続けられれば、結果はついてくる。まずはやるべきことをしっかりやるだけ」。原点はある。今季のウォーミングアップコラムで2度目の登場となる佐藤健太郎は地に足を付け、戦いに挑む。
昨季の1年間は京都で中心選手としてプレー。古巣戦に思いはあれど、いまの役割たるこのチームを勝たせるという仕事に全力を傾ける。「前にいたチームとの対戦は違う思いはありますが、1試合の重みは変わらない。個人的なことは置いておき、サッカーに集中できればいいと思う」と力が込め、「(京都の)前線は高さにストロングポイントがあるので、なるべく相手コートでプレーする時間を長くしてゴールから遠ざけたい」と策を練る。