J2レノファ山口FCは7月9日、維新百年記念公園陸上競技場(山口市)にモンテディオ山形を迎え、後半戦最初の試合に臨んだ。レノファは前半38分に小塚和季が先制点を決めると、後半にも岸田和人がゴールを挙げて2得点。守備陣もピンチを耐え、2-0で勝ち点3を掴んだ。順位も上がり、降格圏を抜け出した。
MF小塚和季を3試合ぶりに先発起用したレノファ。今節も飲水タイムが設けられるほどの暑さに見舞われながらも、積極的にボールを動かし、そしてゲームを動かしていく。前半はレノファが主導権を掌握。FW岸田和人が相手DFの背後を狙ったり、クロスボールからチャンスを広げたりと一方的な展開となる。
前半38分には、DF廣木雄磨が相手選手2人にコースを限定される中、間隙を突いてクロスを送ると、ファーサイドで小塚和季が合わせレノファが先制した。「雄磨くんがうまくDFを引きつけてくれていた。その間に中のマークで相手が油断していた」と小塚。相手のマークが廣木とニアサイドで構えていた岸田和人が引き寄せられ、生まれたオープンスペースに小塚が入り込んだ。「絶対に点を取ってやろうという気持ちがあったので、集中してゲームに入れた」という熱い気持ちも現れた先制シーンとなった。