猿澤真治監督を暫定的な指揮官としたJ2レノファ山口FCは5月27日、下関市営下関陸上競技場でFC町田ゼルビアと対戦。準備期間の短い中、システムやメンバーを変更して臨んだものの0-1で敗れ、自動降格圏に後退した。
上野路線の継続か、新風を吹き込むのか-。5月23日に上野展裕監督が事実上解任され、レノファは今節から暫定的に猿澤真治監督が指揮を執る。今節までのスケジュールが中5日と短く指導ができた期間はわずか。猿澤監督の採用したスタイルは変革を選んだように見えたが、実際には特有の事情が絡んでの帰結だった
ゲームを簡単に振り返ると、レノファは前線でFW岸田和人とMF加藤大樹、ボランチにMF池上丈二を起用するなど前節から5人を入れ替え。DF渡辺広大が復帰した最終ラインは3バックを採用した。戦術面でも動きがあり、足下で繋ぐのではなくサイドチェンジと裏を狙った縦パスを多用、大きな展開が目立つゲーム内容となった。