J2レノファ山口FCは4月29日、維新百年記念公園陸上競技場(山口市)でV・ファーレン長崎と対戦。長崎のFWファンマにハットトリックを決められ、0-3で破れた。長崎とのリーグ戦対戦成績は0勝3敗。順位も一つ下げて19位に後退した。
相性の悪さだけが敗因ではないだろう。自分たちのサッカーが出せなかったのか、出そうとしなかったのか。全体的に間延びし、効果的な縦パスや相手陣内での反復攻撃もほとんど見られなかった。修正を加えたはずの後半、重要な立ち上がりにセットプレーから連続失点し、試合は決した。次の試合まで中3日しかない。意図しないサッカーでの敗北だったとポジティブに考え、狙いとするスタイルを出せるよう頭を切り替えたい。
前週のゲームで名古屋グランパスに快勝したメンバーをそのまま起用。唯一、MF小野瀬康介を1列前に出して1トップに抜てきし、MF米澤令衣を右サイドに置くという変更を行った。小野瀬のシュート技術の高さを評価しての入れ替えだったが、小野瀬が前を向いてボールに触る場面は少なかった。一方で長崎はファンマを4試合ぶりにスタメンに入れ、ファンマを含めた高い位置からの追い込みでレノファの起点をつぶしていく。