レノファ山口FCは3月5日、維新百年記念公園陸上競技場(山口市)でアビスパ福岡と対戦。ホーム開幕戦には1万人弱の観客が訪れて声援を送ったが、追撃は一歩及ばず1-2で敗れた。
チームの3分の2が入れ替わった今シーズンのレノファ。再構築に時間が掛かるのは織り込み済みとはいえ、前節・FC岐阜戦ではレノファらしさがほとんど見られなかった。セカンドボールを回収できない脆さも出て、苦しい試合運び。1週間の準備期間でどれほど修正や積み上げができていたか。その点が今節のカギだった。
しかし、ゲームを序盤から優位に進めたのは福岡。前半のほとんどの時間帯で福岡がレノファ陣内でプレーし、何度も決定機を創出。前半13分、右からの駒野友一のコーナーキックをウェリントンがしずめて先制すると、同39分には高い位置からのロングスローを起点に石津大介が右隅に強いシュートを決め、福岡がリードを広げる。レノファはセカンドボール以降が展開できない状態に陥り守勢に。岸田和人を裏に走らせたり、小野瀬康介が突破を試みたりするシーンは何度かあったがゴールを奪うには至らず、前半を0-2で折り返すことになった。