4ゴールで快勝のレノファ山口FCが、第1節ながらクラブ史上初めて明治安田生命J2リーグの首位に立った。レノファは25日、山口市の維新みらいふスタジアム(維新百年記念公園陸上競技場)でロアッソ熊本と開幕節を戦い、オナイウ阿道の先制弾などで4-1で勝利。霜田正浩監督の初陣を白星で飾った。
Jリーグ参戦4年目、J2に昇格してからは3年目となるシーズンが始まった。霜田正浩監督は選手に質と強度を求め、チームとしては全員守備、全員攻撃のアグレッシブな戦いをしていくとしてきた。ただ、一週間前の2月18日に開催されたプレシーズンマッチでは、「想像以上に多かった」(霜田監督)というパスミスが響いてサンフレッチェ広島に惜敗。主導権を掌握しようにもミスでボールを失い、カウンターを食らっていた。プレシーズンマッチを受けて、練習では主導権を握れるパスワークを復習し、全員守備も徹底。迎えた開幕戦を指揮官は「50パーセント」の体現率としたが、目指すサッカーの形を十分に示した。