J2レノファ山口FCは3月25日、山口市の維新みらいふスタジアム(維新百年記念公園陸上競技場)で松本山雅FCと対戦。2点ビハインドの中、後半アディショナルタイムにオナイウ阿道と前貴之が連続得点を決め、引き分けに持ち込んだ。勝ち点1を積み上げ、順位は4位を維持している。
松本は試合前までに2ゴールを挙げているセルジーニョが先発するなど、前節からスタメンを4人入れ替えた。対するレノファは前節と同じメンバーを組み、21歳のヘナンや19歳の高橋壱晟が出場するなど、先発平均年齢が24歳と若い顔ぶれで臨戦。霜田正浩監督は「疲れているから違うことをやりましょうとか、疲れているからこれはやらなくてもいいよとか、そういうハードルは下げない。疲れていてもやる。今日はどれだけ走り勝てるかがテーマだ」と連戦最終日でも若いイレブンに運動量を求めた。
霜田監督の意図を反映してレノファは立ち上がりから前掛かりにボールを奪いに行く。攻撃に転じた局面では、小野瀬康介のドリブルやクロスからペナルティーエリア内に進入したほか、瀬川和樹のロングシュートでも相手ゴールを脅かす。松本も初勝利を目指して先発起用された選手を中心にタフに戦い、ロングスローやクロスからチャンスメーク。下川陽太のヘディングシュートなどでレノファゴールに迫った。