J2レノファ山口FCは4月7日、山口市の維新みらいふスタジアム(維新百年記念公園陸上競技場)で大宮アルディージャと対戦し、オナイウ阿道、小野瀬康介のゴールで2-1で競り勝った。2連勝で上位をキープ。今季6点目を決めたオナイウはJ2得点ランキングで暫定トップに立っている。
大宮はロビン・シモヴィッチが先発から外れ、マルセロ・トスカーノがスタメンに名を連ねた。シモヴィッチ対策を練ってきたレノファにとって拍子抜けの感は否めないが、霜田正浩監督は「シモヴィッチのような特別な選手が出なかったことをプラスにするには、結果を出すしかない」と気持ちを入れ直し、前線からのディフェンスとボールをつないでいくベーシックな攻撃を選手たちに促した。
試合は早い時間から動き、前半2分、瀬川和樹が「DFとGKの間にボールを入れる」という狙いで左サイドからクロスを供給。山下敬大や相手DFなどが競ったこぼれ球をオナイウ阿道がしずめ、レノファが先制する。「立ち上がりからみんなで前に行こうという意識があった。その中で取れたゴールだった」と話すオナイウはこれが今シーズン6ゴール目となった