J2レノファ山口FCは5月12日、山口市の維新みらいふスタジアム(維新百年記念公園陸上競技場)で東京ヴェルディと対戦。前半に2失点するが、オナイウ阿道の2ゴールに加え、途中出場した大崎淳矢と岸田和人が得点を重ね、4-3で逆転勝ちした。暫定2位。他チームの13日の試合を含めても3位以上を確保した。
レンタル元との対戦となったため高木大輔が試合に出られず、今シーズン初めて3トップの顔ぶれが変わった。中央にオナイウ阿道、右ウイングに小野瀬康介という並びはこれまでと同じだが、高木がプレーしていた左ウイングは清永丈瑠がスタメンを勝ち取った。また、山下敬大が中盤の攻撃的な位置で先発し、左サイドバックでは3試合続けて鳥養祐矢が出場。前節の京都戦を2-1で勝っていたレノファは、この新しい顔ぶれで連勝を目指してピッチに出て行った。
試合開始時点で、気温は33度超。風もほとんどない状態で始まったが、立ち上がりにボールを持っていたのはレノファ。前半8分に鳥養のクロスから小野瀬がポストを叩くヘディングシュートを狙い、さらにこぼれ球から前貴之がシュートを放つなど、ゴールとは行かないまでも早い時間からチャンスを作っていく。