北九州は3連敗を喫し、明治安田J3リーグの最下位にしずむ。得点のゼロ行進が続くチームに求められるのは、貪欲に勝ちに行く姿勢。「点を取らないと勝てない」。そう気を吐いて駆け回るのが、北九州で2年目のシーズンを迎える安藤由翔だ。
安藤は17年夏に栃木から加入した。持ち味は「前に出て行って、攻撃で得点に絡んでいくプレー」で、オープンスペースに入ってボールを受けたり、ドリブルで局面の打開を図ったりと熱いプレーでチームを活気づける。今シーズンは北九州が苦境に立たされているため、守備に回る機会こそ多いが「推進力があり、一人で運んでいける力がある」(高橋拓也)とチームからの信頼が厚く、左サイドでボールが収まれば相手にとって脅威となる存在だ。