前節の鳥取戦を快勝し、今季のホーム初勝利を飾った北九州。柱谷哲二監督が新しい顔ぶれ、新しいフォーメーションで戦いに臨み、チーム全体で「ハードワークして組織的に戦う」(柱谷監督)というコンセプトを表現しつつある。とりわけ役割が重要になってきているのが、経験豊富な村松大輔だ。
村松は昨年まで清水や神戸など明治安田J1のクラブでプレーしてきた。初めてのJ3で戦う今年もボランチでプレーし、精緻なパスでゲームをコントロール。6月16日のYS横浜戦では今季初ゴールもマークした。その翌週に就任した柱谷監督は「縦のラインが中心になってプレーする。ダブルボランチが攻守にわたってバランスを取っていく」と話し、村松を中心となるべき選手の一人だと位置付ける。