J2レノファ山口FCは7月1日、山口市の維新みらいふスタジアムで横浜FCと対戦し0-3で敗れた。攻撃陣はハードマークで牙を抜かれて無得点。守ってもカウンターで次々と被弾し、2カ月ぶりの黒星となった。順位は2位のまま。
厳しい結果となった横浜FC戦。試合は早い時間から動き、レノファは自分たちのペースに相手を引きずり込むことができなかった。
立ち上がりからレノファは相手に攻め込まれると、1分とたたないうちに野村直輝に仕留められてしまう。その後もレノファはボールを敵陣深くに運ぶことができない。焦ったようなボール回しが続いて、パスやポジショニングのクオリティーが低下。ボールを前向きに動かせなかった。「両サイドのスピードのある選手を使って攻撃できた。落ち着いて試合を運ぶことができた」(タヴァレス監督)という横浜FCとは対照的な内容。わずかながらも落ち着きを取り戻したのは前半30分を過ぎてから。同39分に高い位置でFKを獲得すると、池上丈二がクロスバーを叩くシュートを放つ。さらには古巣戦の小野瀬康介がカウンターからゴールに迫るなど、流れを引き寄せかける。