「泥臭くてもいいので、勝ちに結びつけられるように準備してやっていきたい」。強く意気込みを語ったのは、右サイドバックの野口航だ。大卒ルーキーはスタメンを射止め、7試合連続でスタメン出場中。幾度となくオーバーラップして高い位置でボールを受け、決定機を作り出している。
1カ月間の中断期間があった明治安田J3。北九州は延期となった鹿児島戦で再開する。この間、柱谷哲二新体制の目指すスタイルを濃密な練習を経て浸透させ、より攻撃的で厚みのあるサッカーが見られるようになった。サイドバックの攻撃参加もカギを握り、野口は「サイドバックは全体が見えるポジション。自分のところから斜めのパスやくさびのボールを入れていければ、いい展開に持って行ける。試合を重ねるごとに少しずつ慣れてきているし、使い続けてもらっているので、アシストや結果が応えていきたい」と力を込める。