「ピッチでしかサポーターのみなさんに恩返しや、自分たちの頑張ってるところは見せられない」。言葉の一つ一つに高木大輔は気持ちを込めた。前節は0-4という大敗。サポーターの前に立ったとき、高木の瞳は汗とは違うしずくで満たされていた。
「いろいろ試行錯誤しながらだが、最善を尽くしているのは約束できる。ピッチで頑張るところを見せて、また応援してもらえるようなチームにならないといけない」--。勝敗は90分が終わるまでは分からないが、高木はチームが一つになっての善戦奮闘を誓った。