J2レノファ山口FCは9月22日、維新みらいふスタジアム(山口市)で大分トリニータと対戦。オナイウ阿道が先制点を決めたものの、後半に3失点して逆転負けを喫した。順位は暫定13位に後退した。
悪夢のような展開だった。
前半の中盤あたりから攻守にわたって主導権を握り、オナイウ阿道のゴールで先制。1-0で最初の45分間を終え、十分に勝ちの流れを引き込んでいた。ところが、次の45分後に表示されていたスコアは1-3。後半14分から同30分までの短い間で3点を相手に与え、一時は手中にしようとしていた勝ち点を一つずつ落としていった。「前から来れば来るほど背後にスペースが空いてくる。相手のやり方次第で、自分たちがどう動かすかの判断が今日はしっかりできた」(大分・片野坂知宏監督)。失点のたびに焦りだけが膨らんでいくレノファに対し、大分のほうが試合を巧みに運び、勝ち点3を積み上げた。