明治安田J2リーグ第39節の11試合が10月28日、各地で行われた。レノファ山口FCは維新みらいふスタジアム(山口市)で栃木SCと対戦。1-0で快勝し、勝ち点をJ2昇格以降最多の55に伸ばした。他会場の結果を受けて、J1昇格プレーオフへの進出可能性は消滅した。
レノファは前節、主軸の前貴之と高木大輔が出場停止で出られなかった。ロングボールを蹴り合う展開となり、時間を使ってじっくりと攻めたり、同サイドの攻防から逆サイドに運ぶような場面は減少。重心が下がったことで無失点には抑えたものの、得点も生まれず、「まだまだ総合力が足りない」(霜田正浩監督)という現実を突きつけられた試合だった。
前と高木が戻った今節、霜田監督はコンパクトさを堅持しつつ、ワシントンを中盤の底に置いて相手のストロングになっている空中戦に対応。ボールを奪うと距離感良くつないだり、速攻と遅攻を組み合わせたりしてゴールを目指した。