山口のピッチに10番が帰ってきた。池上丈二は前節琉球戦の86分に送り出され、約半年ぶりのピッチを踏んだ。
池上は決定機の回数と質を上げるには不可欠の選手。これまでも中盤の高い位置でボールを収め、鋭いパスでゴールシーンを創出したほか、俊敏にボックス内に入り得点に関わってきた。霜田正浩監督の戦術にもフィット。しかし昨年9月、これからゴールシーンを量産しようという段階で、右足のかかと(右距骨骨軟骨)の負傷で無念の離脱となった。