9月15日に山口県美祢市で、自転車ロードレースの大会「第2回JBCF秋吉台カルストロードレース」が開かれた。一つ前の記事ではこの大会を一助とした山口県の自転車ツーリズム政策について触れたが、本稿ではメーンのJプロツアーのレースを振り返るとともに、レース自体の課題にも触れる。
秋吉台カルストロードレースは非常にレベルの高いレースと言える。
アップダウンの続く地形が高い難易度を担保しているが、1周回29・5キロという長距離にわたっての公道封鎖もレースを本格的なものにしており、国内のトップレーサーを引きつける一因になっている。ただ、本場に匹敵するコースレイアウトである分、レースはサバイバルなものとなった。