今季序盤戦で見たような失点劇を繰り返した。J2レノファ山口FCは8月24日、維新みらいふスタジアム(山口市)に順位が近接するV・ファーレン長崎を迎えたが、ゲーム運びが落ち着かず4失点で大敗。14位からの浮上が遠のく、手痛い黒星を喫した。
「ボールの失い方が悪いとこういう結果になるのは、もう何回もやってきていること。しっかり学習しなければならない」
試合後の会見で語った霜田正浩監督の言葉が、この試合で起きたできごとを明快に表現する。1万2千人以上が集まったスタジアムで、またも同じ光景が繰り返された。イージーミスでボールを失うと、それをケアできないままカウンターが失点に直結するというサイクル。起きるべきではないミスが起きたのも事実ながら、ミスをカバーできなかったのも事実で、言い訳のできない敗戦に終わった。