J2レノファ山口FCは10月2日、下関市のセービング下関陸上競技場でいわてグルージャ盛岡(岩手)と対戦し、2-2で引き分けた。
レノファは前半16分、右からのコーナーキックの流れから先制点を決めた。コーナーキックのセカンドボールを収めた田中渉がクロスボールを振り入れると、生駒仁がヘディングでつなぎ、高井和馬がゴールに押し込んだ。
同22分にレノファでのプレー経験がある岩手の和田昌士にミドルシュートを決められるものの、レノファは同30分、吉岡雅和が敵陣をドリブルで突破してチャンスを作り、バックラインの背後へのパスから再び高井が勝ち越しゴールを流し込んだ。
しかし後半は相手のフィジカルに押し切られ、レノファはチャンスを全く作れなかった。ボールを動かしにくいピッチコンディションだったこともネガティブに作用。自陣ではボールをつながず長めのボールを入れることでボールロストのリスクを回避しようとしたが、かえって相手の土俵に乗ってしまうことになった。
最終盤になってもレノファのペースにはならず、防戦一方。何とか後半は無失点で耐えていたが、後半アディショナルタイムにコーナーキックの流れから相手のブレンネルにゴールを許した。これがこの試合のラストプレーとなり、勝ち点1を分け合う結果に終わった。レノファの勝ち点は47で、順位は一つ下げて15位となっている。